鞍馬山――鞍馬弘教について

 レイキ伝説に導かれて鞍馬山を訪れる外国人が、結構いるそうです。鞍馬山は、鞍馬寺。その「宗派」は現在「鞍馬弘教(くらまこうきょう)」といいます。鞍馬山そのもの(?)のパワーは、必ずしも仏教と関係ないような気がしますし、ここの宗派自体も、私にはまだよく分からないのですが(以下に見られるとおり「鞍馬弘教」の立教は戦後です)、ある本による紹介の文章がちょっと面白いものでしたので、ここに紹介します。宗派のめざすところを書いているものです。
 ちなみに、私はティーチャーズ・コースまでを修めています。

 人類を初めすべての生きものを生かしている根源の気(宇宙生命)を尊天として信奉し、ひとりひとりが尊天と合一するために、自己の内なる尊天にめざめ、与えられた生命を輝かせながら、明るく正しく強く生きてゆくことを目標とする。
 そのために「@非行悪言を慎しみ己を完成するA真実誠心を以って世に尽す人となるB尊天より御力を戴いて強い信念を確立する」という「信仰の三ヶ条」を生き方の指針としている。
 尊天は愛と光と力となって働き、それが千手観世音菩薩(月の精霊)と毘沙門天王(太陽の精霊)と護法魔王尊(地球の精霊)との三尊のお姿で表わされる。この宇宙の大霊、大光明、大活動体である三身一体の尊天を教義上に確立し、千二百年に亙る鞍馬寺の歴史を踏まえて昭和二十二年十月に鞍馬弘教が立教開宗された。新しい時代の青少年のニーズに応えうる宗教を目ざしてのことであった。
 法儀式典は天台宗の流れに依っている。
  『日本の仏教全宗派』平成6年4月18日 大法輪閣

 なお、巻末の表によると、平成5年現在、「鞍馬弘教」の全国の寺院数は46、信者数は67670となっています。宗派は、天台系に分類されています。

 「世界救世教」と岡田茂吉の思想についても、改めて紹介する予定ですが、「太陽・月・地球」あるいは「火・水・土」をエレメントとする考え方は、かなり広く見られるものです。
 現在の私の立場としては、いろいろ関連をたどって行きはしても、あまり性急に過剰な意味づけをすることは保留したいと思っています。レイキのシンボルが、何を意味するのか、今のところはっきり言えないというのが本当じゃないでしょうか。
 上の紹介は、あくまで一つの参考に、ということです。


目次に戻ります