修行する方の心得


   修行する方の心得    江口俊博

一、
修行する方は先ずもって人間の病苦に深い同情を寄せて下さい。
二、
修行中はなるべく身を清浄に保ち、素直で、親切で、はらを立てないように特に気をつけて下さい。
三、
修行中は精進料理で小食になさったがいいです。
四、
身体をすこやかにお保ちになるには、
  1. じかに日光に照らされる機会をなるべく余計にお作りなさい。
  2. 日光に照らされた清浄な空気を吸う機会をなるべく沢山お作りなさい。
  3. 良い水を身体の要求に従ってなるべくお飲みなさい。良い水というのはなるべく自然に近いそして害物を含まない水の事です。
  4. 良い食物をと心がけて下さい。良い食物というのは、米は玄米か半搗米かにして、おかずは野菜沢山で肉類を使うとすればその二割か三割を越えない程度にするのを申します。すべて塩気と油気とを切らさないように気をつけなくてはいけませぬ。大食は大体有害です。
五、
身体の注意だけでは身体は本当にすこやかになれないようです。すこやかな身体になりたければ善い事を多く考え、善い事を多くやろうと心がけなければいけませぬ。
六、
明治天皇の御製を毎日きっと拝誦するようになさい。
七、
病気になったら真っ先に「ああ済まぬことをした」と心の中でしんからお詫びなさい。天地神明にお詫びなさい。家のものにお詫びなさい。朋友知人にお詫びなさい。


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