12ポジションについて


 レイキは「手あて療法」の一つであり、また気を利用したヒーリングの一つでもあります。他の療法と比較したレイキの独自性は、およそつぎの三点に要約できます。

 1.アチューンメント
 2.シンボルとマントラ
 3.12ポジション

 霊気療法学会にもアチューンメントに相当する「霊授」というものがあり、またシンボルやマントラに相当するものもみられます。しかし、12ポジションそのものは伝統のレイキにはなく、これは海外レイキが新たにつくったテクニックです。レイキの第一義は手をあてるところにあるわけですが、どこに手を当てたらいいのかを系統的にまとめあげたのが「12ポジション」です。レイキの実践に道筋をつけてくれる、実践的にとても有効なものではあります。しかし、絶対に欠かせないものと考えてこれに縛られるとしたら、本末の転倒になるのではないでしょうか。

 霊気療法学会には「病腺」という考え方があります。どこに手を当てるべきかはおのずから分かるというのです。手がそこに自然に導かれていくから、そこに手を当てればいいという箇所、それを「病腺」という言葉で呼んでいます。「12ポジション」のように誰にも共通していてあらかじめ決まった箇所ではなく、個々人がそれぞれに必要としている箇所に手をあてるわけです。
 霊気療法学会は「三大発見の治療法」として、三つをあげています。「病腺」に手をあてていく方法は「病腺霊感法」といってそのうちの一つです。他に「血液交換法」「丹田治療法」があります。こちらの二つは、決まった箇所に手を当てる方法です。大雑把にいうと、海外レイキによる「12ポジション」はこれらの三つを分かりやすく総合したものだと言えます。

 12ポジションにはチャクラの概念と通じるところもあり、それ自体は確かに有効なものです。緊急に改善したいところが特になく、健康の促進をめざすなら12の部位に手を当てておけば間違いはありません。

 しかし、必ず12ポジションに手を当てなければならないということは、もちろんありません。たとえば、自己セッションのときのバック2や3は非常にやりにくく、こんなポーズがすんなり出来るくらいなら、レイキなど必要ないくらい健康なのではないかと思えるくらいです。
 基本にするべきなのは、自分が当てたいところに手を当てるということです。

 『霊気療法のしおり』には「体のどこが悪くても、まず頭を治療すること」とあり、頭部に手を当てることの重要性を強調しています。詳しいことは別の機会に触れますが、なるべく頭部を含めるようにしながら、12ポジションにこだわることなく自分の当てたいところにどんどん手を当てていくのがいいでしょう。  


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